モラルハラスメントの全て
私が女性センターで一時保護を受けた際に、手続きしていた時に本をいくつかお借りすることができました。
シェルターに入る際には、貴重品などだけで携帯は預ける状況ですから、情報が得られません。
テレビは備え付けられていますが、一日の時間はとても長く感じました。
そんな時に、子供を寝かしつけ後に借りた本を読んでみたのですが。
改めて自分の状況に気が付いて、ショックでした。
本に書かれている事柄がまさに、私のことのようで、ぴたりとあうのです。
また、他の方の体験談なども。
その日は、本を読み進めていくことが途中ででき
なくなり、何度かに分けて読みました。
モラハラとは…↓一部引用すると…
・ささいなことを持ち出して相 手に非があるかのように怒り出す。
・人の気持ちを踏みにじって不安にさせる、理不尽な態度。
・精神的に痛めつけて、嫌がらせを繰り返す。
・判断能力を低下させて、行動や思考をコントロールしようとしている。
出典:「モラルハラスメント」のすべて 」
夫の支配から逃れるための実践ガイド 著者本田りえ
典型的な加害者のモデルは
・社会的な立場が高く有能である
・紳士的で社交的
・優しい
ということで、まさにこのタイプであるとなると環境的には「え、あの人が?そんなことしそうにないよね」と言われてもおかしくないのです。
私もそうでしたから。
言葉の暴力の影響が、身体的な暴力に比べてずっとこどもの発達的にも深刻であるといわれます。
(このあたりはまた別の機会に書こうと思います。)
身体など目に見えるものではない、精神的な暴力はずっとずっと根深くて人格をも支配される恐怖です。
自分の状況を早く気が付くこと、これが本当に必要なことだと感じています。
ただ、本を読んだりすることも人に話すことも苦痛で辛いことを思い出すのが困難なこともあります。
そんなときは、心療内科・精神科などでカウンセリングや薬物治療など、自分を回復するアプローチが優先であろうと思います。
また、並行しながら取り組んでいくという形でしょうか。
自分の力だけでは難しいことも多いですから、専門家の力も得ていくことも大切です。